フォローアップ:ピーナッツ油と加水分解コムギタンパク質の新たな法的要件
2017年12月5日
2017年12月4日、EU委員会は、ピーナッツ油(およびその抽出物と誘導体)と加水分解コムギタンパクに関連するEU化粧品規則(EU No 2017/2228)の新たな改正を発表した。 これら2つの成分の使用は制限されないが、消費者が化粧品に触れた際のアナフィラキシーショックのリスクを減らすため、特定の純度基準が実施される。 上記のような規制案が受け入れられた。
このEU化粧品規則の新たな改正は、2017年12月25日に発効し、経過措置期間は以下の通り有効となった:
- 2018年9月25日(~9ヶ月後)より、この規則に準拠した化粧品のみがEU市場に出回ることになる。
- 2018年12月25日(~12ヶ月後)より、この規則に準拠した化粧品のみがEU市場で販売される。
質問は?
ピーナッツ油/加水分解コムギタンパク 現在、公募中
2016年4月18日
EU委員会は、2つの規制案の実現可能性を評価し、業界と市場への社会経済的影響を判断するための新たな公開協議を発表した。 どちらの公開協議も2016年7月1日に終了する。
最初の公開協議は、ピーナッツオイルと加水分解コムギタンパク質をEU化粧品規制の付属書IIIに追加することに関するものである。 これらの成分に対するI型アレルギーの発生を減らすため、EU委員会は以下に報告する純度基準を施行することを提案している:
原材料名 | CAS | 純度基準 |
ピーナッツ油、抽出物および誘導体 | 8002-03-7, 68425-36-5, 68440-49-3, 93572-05-5, 61789-57-9, 73138-79-1 | ピーナッツ・プロテイン0.5ppm |
加水分解小麦タンパク質 | 94350-06-8, 222400-28-4, 70084-87-6, 100209-50-5 | 加水分解物中のペプチドの最大分子量平均:3,5 kDa |
このEU化粧品規制の改正には、適合製品の上市に9カ月、非適合製品の市場からの撤退に12カ月の移行期間が設けられる。