Labelling of additional fragrance allergens

追加の香料アレルゲンの表示

EUの新しいアレルゲン表示規制:

欧州委員会は2023年7月27日、アレルゲン表示に関する新規則を導入し、新たに56品目の原材料を表示する規則(EU規則)2023/1545を発表した。

本規則は、化粧品規則(EC)No 1223/2009の付属書IIIにいくつかの変更を導入する:

  • 既存の24の香料アレルゲンは、若干の変更(主にCAS番号の追加)があるものの、引き続き有効である。
  • 56の追加成分は、既存のいわゆる “香料アレルゲン “と同じ表示規則を遵守しなければならない。
  • 一貫性と明瞭性のため、類似の物質は1つの項目にまとめられている。 消費者にわかりやすいよう、表示には共通のグループ名を使用すべきである。 例えば、GeranialとNeralは “Citral “と表示される。
  • 明確性と一貫性のため、附属書IIIの香料アレルゲンの既存項目の一部は、一般的名称を最新版の共通成分用語集と一致させるか、異性体を追加し、それぞれのCAS番号とEC番号を記入・修正することにより更新される(例えば、「Pinus Pumila Needle Extract」、「Pinus Pumila Twig Leaf Extract」、「Pinus Pumila Twig Leaf Oil」は、「Pinus Pumila」の名称でグループ化される)。

アレルゲンの表示方法

附属書Ⅰに記載されているアレルゲンは、その濃度が以下の濃度を超える場合に開示しなければならない:

  • リーブオン製品で 0.001 % (10 ppm)
  • 0.01 % (100 ppm) リンスオフ製品中

物質がグループ名で関連付けられる場合、グループ名を表示しなければならない。

新しいアレルゲンをいつ表示するか?

同規則は2023年8月16日に発効する。 これらの新しい規制を遵守するために、業界には以下のような移行期間が認められている:

  • 適合ラベルのEU市場投入まで3年:期限は2026年7月31
  • 適合ラベルをEU市場で入手可能になるまで5年:期限は2028年7月31

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この記事を書いてくれたステファニー・アネに感謝する。

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