SCCS(消費者安全に関する科学委員会)の結論を受けて、欧州委員会規則(EU 2022/1181)は、警告表示のホルムアルデヒド基準値を引き下げ、警告表示を「ホルムアルデヒドを含む」から「ホルムアルデヒドを放出する」に変更した。
実際、SCCSは、現在の閾値(0.05%)では、ホルムアルデヒドに感作された消費者を、ホルムアルデヒド放出剤から放出される遊離ホルムアルデヒドへの暴露から十分に保護できていないと考えている。 しかし、この基準値を50分の1(つまり0.001%(10ppm))に引き下げることで、ホルムアルデヒドに感作された消費者の大多数を守ることができる、と報告書は強調している。
この新しい閾値は、製品に1つ以上のホルムアルデヒド放出剤が含まれているかどうかに関係なく、遊離ホルムアルデヒドの総量に適用される。
規則(EC)No.1223/2009の付属書Vに記載されているホルムアルデヒド放出防腐剤は以下の通りである:
これらの結論を受けて 欧州委員会(EC) 化粧品規制の付属書Vに記載され、ホルムアルデヒドを放出する物質を含むすべての最終製品は、最終製品中に放出されるホルムアルデヒドの総濃度が0.001%(10ppm)を超える場合、「ホルムアルデヒドを放出する」という警告を表示しなければならないとした。
応募締切は以下の通り:
- 2024年7月31日以降、ユニオン・マーケットに並ぶことができるのは、新たな規制に適合した製品のみとなる。
- 2026年7月31日以降、ユニオン・マーケットで販売できるのは、新たな規制に適合した製品のみとなる。
お問い合わせ
詳しくは、すでにビオリウスのお客様であればCRM( カスタマー・リレーションシップ・マネージャー)まで、またはinfo@biorius.com。